EMS=筋電気刺激療法
Electrical Muscle Stimulation
EMSの始まり
1972年のミュンヘンオリンピックでロシア選手が金メダルを総なめにし、明らかに肉体の作りが違っており、その時のトレーニングに電気刺激を組み合わせていた事が分かり医療やスポーツ業界に導入される様になりました。
※海外では、EMSという言葉よりロシアンカレントやロシアンテクニックと言う方が主流です。
ロシアンカレントは今?
ロシアンカレントは、2500Hzの電流を1回の通電に対して休止時間が5倍あるのが特徴ですが、
生理学の発展により通電1回に対して5秒の休止が不要ではないかと言われ、休止時間や電圧の改正があってロシアンカレントの定義から外れたことでEMSと名を変えました。
ただ、ヤシの木接骨院ではEMSで身体の反応が薄い場合や慣れてきた場合にあえてロシアンカレント使う場合もあります。
EMSの利用
主な目的は、筋力を強化するために活用されます。
医 療
神経麻痺患者や高齢者の筋力低下や予防や神経筋機能の機能維持。
健康外来
運動習慣の無い人の筋力低下の予防。
肥満外来でのダイエットのサポート。
スポーツ分野
アスリートの神経筋力強化やパフォーマンスの向上。
ヤシの木接骨院でのEMSの利用と効果
脳梗塞などの後遺症で片麻痺での筋力低下の予防に使用→ほとんど握れなかった麻痺側の手が握れる様になってきた。
ボディビル競技→弱点部位に対しトレーニング前に10分間通電して神経系の反応を高めてトレーニングの精度を高める。
スポーツ分野→ケガの固定後の筋力低下がありスポーツ復帰の不安感が強かったがEMS で早期復帰が出来た。
今回、EMSについてお話させて頂きました(^^)
ざっくりまとめたつもりでしたがちょっと難しい内容になってしまいましたね(m_m)
日本では、近年になりダイエット目的で注目されてきたEMSですが、海外では約50年前のミュンヘンオリンピックの時代からパフォーマンスアップとして利用されてきた歴史ある治療器だったんですね(^_^)b
また、大きな筋肉は低い周波数の20~30Hzに反応が良く
小さな筋肉は、高い周波数の80~100Hzに反応が良いなど、、
深掘りすれば面白いですね!
ヤシの木接骨院では、片麻痺で筋萎縮した患者さんに筋萎縮の予防。
トレーニーの弱点克服などに利用するケースが多いです(^^)/