『足がつる』をテーマにしたおはなしです。「たくさん歩いた日の夜」「長時間運転した後」「布団から足を出して寝ていた時」「妊娠中によく足がつってこまった」などなど、目が覚めてしまうほどの痛みで夜中や明け方につらい経験をされた方もおおくいらっしゃると思います。今回は足がつってしまう原因と予防法について。
原因1. ミネラル不足
たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルは私たちの身体に必要な五大栄養素です。その中でもミネラルが不足している場合に足がつる原因となるといわれています。ナトリウム、マグネシウム、カリウム、リンなどがミネラルといわれますが、人の体の中で作り出すことができない栄養素なので飲食物から摂取しますこのミネラルは汗や代謝により体外に排出されるのですが、排出された分補給が必要です。「塩分摂っているから大丈夫!」という声が聞こえてきそうですが、実はこの塩分の中身(種類)が重要となります。料理などで使用する一般的な『食塩』は多くの場合、人工的に生成された塩化ナトリウムが99%以上の割合で含まれています。つまり食塩の過剰摂取=ナトリウムの過剰摂取ともなり、高血圧や腎臓に負担をかけるなどのリスクにもつながるのです。「減塩しましょう」といわれるのはこのためなのです。「塩分とっているから大丈夫」というのはミネラルの中でもナトリウム摂取量が多く、その他ミネラル分が不足している可能性が高いということもいえます。(店頭で売られている食品のパッケージの裏を見てみると栄養成分表示があります。多くの食塩の成分表示を見ると、ナトリウム99%の文字が)ナトリウム以外のミネラル、例えばカリウムは過剰なナトリウムの排出の手助けをしてくれます。カリウムは野菜や果物に多く含まれている成分です。ミネラル不足とはナトリウム以外のミネラル分の不足ともいえます。
原因2. 筋肉疲労
通常、筋肉は脳から指令が出され、縮んだり伸びたりの動きをしています。しかしたくさん歩いた時、または普段から足のアーチが上手に使えず歩行がアンバランスになっている時などの筋肉疲労により、本来は緩んでいるはずの筋肉繊維の一部が指令とは別に勝手に収縮してしまうケースがあります。
原因3. 血行不良
筋肉も血液で栄養されています。血行不良の状態になれば栄養素が不足するので、ダメージを受けている筋肉の回復が遅れ、なかなか疲労が改善されない場合も。特に妊婦さんは血液循環が悪くなりやすく、むくみや足がつってしまうなどのトラブルを経験される方がとても多いです。
予防法1. ミネラルをバランスよく摂取する
食塩の摂取だけでは過剰なナトリウム摂取となりやすく、他のミネラルをバランス良く補給できません。そんな時は岩塩や海水を蒸発させて作った食塩(天然塩)がオススメです。海水中には豊富なミネラルが含まれています。ナトリウム以外のミネラル分を補給し体内のミネラルバランスを改善し筋肉の質をよくしましょう!
予防法2. 疲れやすい筋肉の疲労を和らげる
足がつるときに疲労している筋肉は大きく分けて2種類あります。ふくらはぎの筋肉である腓腹筋や足のうらの筋肉。どちらも足の後面に関連する筋肉です。重力のある地球上で立ったり、歩いたりする場合は後ろ側の筋肉もたくさん使うので疲労しやすいです。場合によっては普段上手に使えていない筋肉が硬くなっているケースもあります。ツボ押し&ストレッチで筋肉の疲労を緩和しましょう。昔ながらの青竹ふみや、イスに座ってゴルフボールを足の裏でコロコロするのも良いでしょう。
【おすすめのストレッチ】
いわゆるアキレス腱伸ばしが有効。
アキレス腱はふくらはぎの筋肉にくっつく靱帯。
アキレス腱伸ばしでふくらはぎの筋肉を伸ばしてあげましょう。
お風呂上がりに15秒でいいのでやっていただけましたら予防出来ます。
予防法3. 血行を良くするために、ふくらはぎ~足首を温める
足首ウォーマーなどで足首を温めると良いです。人の身体で「首」という文字が使われている部分を温めると血行不良に効果的ですよ。足首ウォーマーは冷えやむくみのトラブルを起こしやすい妊婦さんにもぜひ使って欲しいセルフケア用品です!ふくらはぎから下の血行を良くし筋肉の回復を手助けしましょう。
ヤシの木接骨院にも発熱ウォーマーを取り扱いしておりますのでお気軽にご相談下さい。
日頃から足がつらないように予防的対処をしておくことがなによりも大切ですが、万が一つってしまった時は、縮まった部位をゆっくりと伸ばすと良くなります。急に伸ばすと痛めることもあるのでお気をつけ下さい。
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