数年前にヘルニアと診断を受けた経験があった為、病院に行ってMRI検査を受けたが、画像上では異常なし。と言われ、足を引きずりながら来院された患者さんを施術しました。
着圧レギンスを履いてから違和感が現れて、徐々に痛みへと移行してきたとのお話で、痛みは腰自体ではなく臀部や大腿裏に強かったそうです。
それが2日後あたりから太ももの前や脛に強く現れた様です。
私の見立てでは、MRI検査の結果と同様で腰椎自体の変性はないのだけれど、着圧レギンスを履いたことにより血管組織や神経組織の動きがとれなくなり、神経伝達のミスが起こり今回の様な坐骨神経痛の様な痛みが出たのではないかと思い施術しました。
痛みが出始めた頃は臀部や太もも裏で、坐骨神経痛の症状でしたが、
2日後あたりから出た太もも前や脛の外の痛みは大腿神経の症状です。
なぜ、大腿神経まで症状が出たのかを考えると坐骨神経の痛みが強すぎて代用的に出たのでは無いかと予想して、
まずは、大腿神経系からアプローチしました。
その次に坐骨神経系の神経と下肢の血管にアプローチしていき、伸びなかった膝が伸びる様になりました。
これが、神経や血管へのアプローチをせずにいきなり筋肉や関節に対して施術していたら逆に痛くなっていた可能性は高いです。
病院の検査で異常なしと言われた痛みには画像では写らない血管や筋膜、神経などに異常がある場合がほとんどで、そういった部分を見つけ出して施術していける接骨院を目指して日々励んでおります。
原因不明の痛みを抱えてみえる方は一度ご相談下さい。